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RI実験施設

放射性物質と放射線発生装置

放射性物質や放射線発生装置の取扱いは、放射性同位元素などによる放射線障害防止に関する法律(放射線障害防止法)や労働安全衛生法(詳細は電離放射線障害防止規則による)などによる義務や制約があります。実験にあたっては、これらを元に制定された大学の管理体制や諸規定などに従い、放射線障害の発生を防止し、公共の安全を確保しなければなりません。

実験に先立って「防災安全の手引」を熟読し、十分に理解しておくことが必要です。

放射線作業を行うためには

放射線について

1. 放射線と放射能

放射線はα(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線、中性子線などを指す。放射能とは、原子核がα線、β線、γ線、中性子線などの放射線を放出する性質、あるいは放射線を放出する能力を持っていることを意味し、Bq(ベクレル)という単位で表す。1Bqは1秒間に1つ壊変することを意味する。

2. 放射線の単位

(1) 吸収線量D【単位:Gy(グレイ)】
放射線のエネルギーがどれだけ物質に吸収されたかを表し、物質1kgあたり1Jのエネルギーが与えられた時、1Gyとする。
(2) 等価線量H【単位:Sv(シーベルト)】
人体に対する影響の程度を、放射線の種類やエネルギーによる影響によって補正して得た値で、H=D×WRで得られる。この時のWRを放射線荷重係数という。

表:放射線過重係数

放射線が人体に与える影響

人体が高レベルの放射能を受けた時の影響には、放射線を浴びた本人に影響が現れる「身体的影響」と、その人の子孫に影響が現れる「遺伝的影響」がある。また、「身体的影響」には放射線を受けてすぐ影響が現れる「急性影響」と、放射線を受けてから数ヶ月以上経過してから影響が現れる「晩発影響」がある。

表:被ばく線量と身体的影響

1.身体的影響

(1) 急性影響
一時的に大線量の放射線を全身に受けた時の身体的影響を急性影響という。
(2) 晩発影響
晩発影響の潜伏期間は数十年に及ぶものもある。代表的なものとして、がん、白内障などがある。

2.遺伝的影響

遺伝的影響とは、生殖腺が高レベルの放射線を受けると、生まれてくる子供に異常があったり正常に生まれてきても、後の世代に影響を及ぼしてしまうことを言う。しかし、自然に突然変異が現れる時と同じなので、放射線の影響かどうかの区別は種々の調査が行われているが、現在のところ、放射線による動物実験でのみ認められており、人体への遺伝的影響が起こったというはっきりした確証は得られていない。

~生殖腺の放射線被ばく~

生殖腺に大量の放射線を被ばくすると、生殖腺細胞が細胞死を起こし永久不妊になり子供が出来なくなる。また、受けた線量が少ない場合は一時的に不妊になる。これは被ばく後しばらくの間、子供が出来にくくなるということで、何ヶ月か経過すると再び出来るようになる。主なエックス線検査による男性生殖腺の被ばく線量(mGy)は腹部撮影(0.2)、骨盤(0.6)、女性生殖腺の被ばく線量(mGy)は腹部撮影(2.0)、骨盤(1.5)などと計測されている。一時的不妊になる可能性の最低の線量は、男性で150mGy、女性で650~1500mGyとされている。したがって、日常のエックス線検査での被ばくでは不妊になることはない。

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