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センター概要

はじめに

 同志社大学の2つのキャンパスは、京都市内中心部京都御苑北に今出川校地、そして美しい自然に囲まれた京田辺校地という、大変恵まれた環境にあります。ここで、教員と学生が日々教育と研究に取り組んでいます。

 理系の学部が集中する京田辺校地では、日進月歩する科学に貢献するために必要な技術と知識を習得する実験実習が行われています。そこでは、様々な化学物質(毒物・劇物を含む)、放射性物質、そして高圧ボンベ等が使用されており、これらに関する正しい理解に基づいた、適切な使用と処理がなされなければなりません。

 環境保全・実験実習支援センターは、これらの安全管理を行うと共に、使用者への十分な指導を行い、教育・研究活動が安全に行われ、かつ周囲環境の保全を徹底すべく尽力しております。遺伝子組み換え動物を飼育する動物実験施設や、放射性物質を保管するRI実験施設が設置されている特殊実験棟の安全管理はとくに厳格に行っています。

 学生、教職員や企業・団体、地域住民など関係のみなさまにおかれましては、本センターの趣旨、目的をご理解いただき、その活動に対しましてご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

役割

 本センターは、環境保全部門と実験実習支援部門の2つの機能を遂行しています。

 環境保全部門は、全校地における安全管理と環境保全に関わる活動を統括し、本学及びその周辺地域における「安全の確保」と「環境の保全」を自立的かつ継続的に実現することを目的としています。

 近年、大気、水質、土壌における環境汚染の問題は、周辺の人間への健康被害に留まらず、地球規模の関心事となっています。環境保全の仕組みの理解を通じて、グローバルな視野と同時に、一人ひとりの人間の健康や安全に配慮する環境マインドを持った人材を育成することは、大学に課せられた使命と言えます。また、大学を取り巻く社会の目は厳しさを増しており、教育研究における環境対策や安全対策の確立も、大学の信頼性確保のためには不可欠です。

 2008年度に新設した生命医科学部では、本学で初めてとなる生命科学の実験を伴う研究が開始され、特殊実験廃棄物の処理が必要となり、より一層の環境保全と安全管理の徹底が図られなければなりません。

 本センターは、教育研究活動で使用する化学物質、放射性物質等による環境汚染を防止するとともに、学生、教職員および周辺住民の生活環境を保全する活動を行います。また、その重要性に鑑みて、本学の全ての教育・研究活動に対して、環境汚染や健康被害を発生させないように監視し、違反した活動に注意・指導を行う役割も担います。

 実験実習支援部門は、実験実習の技術指導・管理の全学的な体制を構築して、理化学教育の充実と発展に寄与することを目的としています。

 実験実習を伴う授業は、これまで授業科目を設置する学部ごとに実施体制を確保して行われてきました。そこでは、実験設備、器具、機器の日常的な維持管理から、実験材料の作製・調合等受講生数に比例した数量の確保、フィールドワークを含めた綿密な計画の策定に至るまで、様々な支援業務が存在します。準備作業の状況如何は教育効果にも大きく影響するため、専門的スキルを持った人材を恒常的に確保することが欠かせません。また、理学・工学分野では近年、労働災害を未然に防ぐための適切な安全教育や、社会性や倫理性を強く意識した技術教育を推進することが大きな目標となっており、実験実習の現場では、この要請に的確に対処していくことが求められています。

 環境保全と実験実習支援の2つの機能は、安全や環境など共通する側面を少なからず有しています。統合的な運営体制によって両機能を有機的に連携させ、実効性のある活動に高めていくことが、本センターの主たる目標です。

組織

本センターには、機能別の2部門(環境保全部門、実験実習支援部門)があり、各部門の事業を所管する事務室と関連事項を審議する委員会が置かれています。

 所長はセンターの業務を統括します。副所長は、所長を補佐して各部門の業務を分掌します。

環境保全・実験実習支援センター
所長 森田 有亮(生命医科学部教授)
副所長 古賀 智之(理工学部教授)
副所長 市川 寛(生命医科学部教授)
委員会の組織図