実験環境における防災安全

 大学の実験環境において、教育・研究を円滑かつ効果的に行う上で、多種多様の機器・薬品類の使用は不可避であります。また、これら機器・薬品類の危険性を熟知し、しかも適切な管理下で使用しなければなりません。加えて、火災、地震、その他予期せぬ突発事故の発生を想定し、緊急時の対策を講じておく必要もあります。以下、緊急時の基本的な行動指針をまとめております。

緊急時の基本的な行動指針

火災発生時

通報

担当教職員、研究室責任者へ(部署ごとに、連絡先、電話などを決め周知しておく)

(1)午前9時~午後5時

京田辺校地施設課へ(内線電話 7030、もしくは緊急専用内線電話 7777)
所属学部・研究科事務室へ

(2)午後5時~午前9時、土・日、祝日、創立記念日、キリスト降誕日、夏冬期休暇中の一定期間

<京田辺キャンパス>
南門門衛所(警備員室)へ
(内線電話 8343)
南門門衛所より消防署へ連絡
(火災報知器→南門門衛所へ)

<学研都市キャンパス>
快風館中央管理室
(内線電話 6043)
快風館中央管理室より消防署へ連絡

初期消火

(1)電源遮断

各実験室分電盤内の主開閉器を開く、ガス元栓を閉じる

(2)備え付け消火器を用いる(置き場所の明示)

炭酸ガス消火器有機溶剤の引火や電気による火災の初期に有効で、消火後の被害も少ない
粉末消火器小火災から大火災に用いる
泡消火器火災が広がった時に用いる
研究・実験室では、炭酸ガス消火器が取り扱いやすく有効である

(3)消火栓を用いる


(4)火災発見時および消火不能の場合、火災報知器の発信機押しボタンを押す(火災断定となる)。

避難経路

 状況によって手に負えないと判断された場合、速やかに屋外へ退去する。避難経路(予め確認しておく)および館内放送等の指示による。逃げ遅れた者がいないか確認する。また避難時には、エレベータを使用しないこと。

報辰館(HS)避難階段(各階東,西側)
有徳館西館(YE)避難階段(各階東,西側,中央)
有徳館東館(YM)避難階段(各階東,西側)
至心館(SC)避難階段(各階東,西側,中央)
香知館(KC)避難階段(各階中央)
避難はしご(2,3階西側)
光喜館(KK)避難階段(各階東,西側)
恵喜館(KE)避難階段(各階東,西側)
救助袋(3,4階教員研究室前廊下南側)
創考館(SO)避難階段(各階東,西側)
夢告館(MK)避難階段(各階東,西側)
固定式緩降機(3,4階廊下東側)
医心館(IN)南棟避難階段(各階東,西側)
医心館(IN)北棟避難階段(各階中央南,西側)
救助袋(4階東側及び3,5階東側共同実験室内)
訪知館(HC)避難階段(各階東,北側)
救助袋(3階南西側ベランダ,4階大学院共同研究室内)
磐上館(BJ)避難階段(各階東,北側,中央)
避難袋(3階BJ335多目的実習室前廊下東側)
香柏館(KHH)高層棟避難階段(各階西側,中央)
香柏館(KHL)低層棟避難階段(各階中央)
※防災シャッターは自動的に閉鎖する

緊急避難経路、救急設備設置場所はこちら[PDF 419KB]

震災発生時

出火防止火気使用設備・器具の使用停止および確認
火災発生時火災発生時の対処法に準じる
パニック防止館内放送、携帯用拡声器を活用し冷静に対処する
避難誘導学内運動場など広域避難所へ誘導する(エレベーターは使用しない)
避難時は落下物や火災などに注意し、頭や足などの防護に努める
情報収集被害状況および負傷者の把握に努める
防災関係機関からの情報収集

ケガ・救急

通報
担当教職員、研究室責任者へ

救急処置
保健センター(内線電話 7390)へ連絡
夜間または時間外の場合、京田辺キャンパスでは「南門門衛所(警備員室)(内線電話 8343)」、学研都市キャンパスでは「快風館中央管理室(内線電話 6043)」に電話し、必要な場合は救急車を要請する
ケガ、病状を伝え、医師、看護師の指示に従う
裂傷、切傷止血
火傷冷水で冷やす(30分)
薬品中毒吐かせる、換気

AED
京田辺キャンパス23ヶ所、学研都市キャンパス1ヶ所、多々羅キャンパス2ヶ所(AED設置場所[PDF 419KB]を参照すること)に設置されている

保健センター

9:00~17:00(土曜は12:00まで)(内線電話 7390)

京田辺キャンパス近くの救急病院

田辺中央病院電話 0774-63-1111
近鉄・新田辺駅より北西へ3分
京都きづ川病院電話 0774-54-1111
京田辺キャンパスより北東へ車で25分、近鉄・大久保駅よりバス5分
宇治徳洲会病院電話 0774-20-1111
近鉄・小倉駅より北東へ車で6分、徒歩20分、京田辺キャンパスより車で約30分

火災・防災対応マニュアル